MATERIAL 日本桐について
About KIRI
KIRIFT製品は
日本桐だけを使い
作られています。

桐のなかでも、産地によって個性があります。
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日本桐(日本産)
日本桐は、四季の変化が激しい日本の気候で育ち、美しい木目と特に優れた調整性を持つ希少性の高い桐材です。すぐに製品製造に取り掛かれる状態で仕入れることはできず、自社の工場で原木をアク抜きから自然乾燥までを行う必要があり、設備があっても適切な状態を見極められる職人がいないと適切な桐材に仕上がらないため、希少性の高い桐材となっています。
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北米桐(北米産)
北米産の北米桐は、最も硬く、木目も美しいと言われており、価値の高い美術工芸品などを収める桐箱に使用されています。桐材のなかでは硬いため木目の密度が高く桐箱にすると高級感がある一方、日本桐と比べて調質性能は劣ります。しかし人間国宝と呼ばれる方たちの作品を収める素材であることなどから確かな品質であることは間違いありません。
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中国桐(中国産)
中国産の中国桐は、中国で製材された状態仕入れることができるため製造コストも安価となるため、桐を素材として使用している商品市場では最も使われている桐材です。大量に生産されているため品質にばらつきがあることや中国で漂白されてから輸入されるため、白っぽい色味が特徴です。贈答品の箱など商品そのものよりも化粧箱の素材としての使用が向いている素材です。
日本桐が希少性が高いのは
取り扱える職人が少ないため。
日本桐を扱っている業者が少ない理由は、日本桐の原木自体は仕入れることができても、そこから製品用に製材していくことが難しいためです。原木を扱うため、アク抜きや乾燥という工程を経てはじめて製品に使える材料になるのですが、ここにも職人による目利きが重要になってくるためです。
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適切なアク抜き
水とお湯に浸すことでアク抜きを行いますが、完全にアク抜きできていないと製材後に変色などの原因に繋がります。またアク抜きしすぎた場合は、桐特有の成分も抜けてしまうため良い頃合いを見定めながらアク抜きを行う必要があります。
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自然環境で乾燥
桐材を含め、木材などは取り扱える部材になるために水分を抜く必要があります。それが含水率というものです。私たちは自然乾燥と呼ばれる、自然の環境下で桐本来の成分を最大限に引き出せるように、ゆっくりと時間をかけて乾燥を進める方法で、桐材に負担を欠けずじっくりと乾燥具合見定めて職人が問題なしと判断したもののみを使っています。
一生ものの生活道具として
人にも環境にも優しい桐箱を。
昔の美術品といわれるような作品は、制作当時の桐箱に収められていることが多いです。それはしっかりとした桐箱製造の技術を元に作られていることに加え、桐という素材の効能が維持されているからです。同じようにKIRIFTは、ただ日本桐を使っているから良いというわけではありません。人間国宝の作品を入れる桐箱を作っている職人がその技術を素材と掛け合わせていることで、一生使えるものを作り出しています。
